2007年03月20日

人生をうまく渡れるという人がいたとしたら、

『人生をうまく渡れるという人がいたとしたら、その人は人生を渡る必要もないはずだ。』

確かに、自分に絶対の自信があって、どんな状況でもやっていけるという確信があるならば、
わざわざそれを行う必要もないはずです。
何故なら、もしそんな人がいたとしたらその自分の自信の中だけで十分生きていけるわけで、
他人や状況の変化なんてその人にはまったく関係がなくなるからです。

でも、実際はどれだけ“自信”のようなものを持ち合わせて確信があったとしても、他人や
状況の変化でいとも簡単に人生は“へし折られる”。オリンピックで金メダル獲れる自信と
確信が最初からあるなら、練習する必要も大会に出て見せびらかす必要もない。
自信と確信を得るために練習して大会に出ているのだと思うのです。

例えば、虎は確かに元々強いから毎日鍛錬しなくてもいいけど、まず“強い”という事実が
なければ生きていけない種の“弱さ”でもあるから、その強さに虎自身が満足してしまったら、
もはや獲物を獲るための強さではない、“象徴”としての強さだけです。
当然、獲物を逃してしまう時もあるし、獲物自体がいない日だってある。

イソップ童話の「病気のライオン」のように病気のフリして獲物を待つわけじゃないけど、
本当の強さって、そんな時にうろたえない気持ちだったり、千歳一隅のチャンスを待つ忍耐
だったりとにかく“あきらめない”しぶとさだったりします。

人は自信と確信を持ったからといって、その中で生きていくことなんて不可能だと思います。
だからといって自信や確信がなければ、不安の中に埋もれそうになってしまいます。
自分のバカさ加減にうんざりすることも、自分の能力に満足してしまうことも、
例えばドーナツに空いた“穴”を無駄なものに思うか、必然として認めるかだけの違いで、
その“ドーナツ”の存在の価値自体はおそらく変らない。

運の良し悪しに置き換えて、一喜一憂するのが一番簡単な表現だと思うけど、結局人生の
成功者と失敗者の違いとは、結果(事実)を受け入れるか受け入れられないかで決まるの
ではないかと考えています。

行動しなければ「不安」がもちあがり、行動して「自信」がついてもそれが「幸せ」とは直結しない。
良い時も悪い時もある。だから人生をうまく渡るには、「自信」と「不安」を両手に持って天びんのようにバランスをとりながら、支軸である“自分”自体を高く上げることが必要なようです。

参:自信があるから行動するのではなく、行動するから自信がつくのだ  

Posted by ayanpa at 21:55Comments(7)TrackBack(0)人生のヒント

2007年03月08日

夢は“信用”の上に成り立つ

『夢は“信用”の上に成り立つ』
BY 本田宗一郎「俺の考え

<夢を持てというけれど、信用のない人に夢なんて持てない>

僕はこの言葉を知ってギクリとしました。
「信用」とは、一番大事な約束を守るということです。
約束を守るということは、決めたことをキチンと実行できるということです。
相手に安心感や、商売ならお得感を与えるもの…。

「夢」とただ単に聞けば、自由奔放で悪く言えば“無責任”な絵空事のような響きで、
叶う・叶わないは全く別問題で、持つだけでなんとなく“カッコイイ”ものに感じます。

そして、ラクになって何の不自由さもない状態を「夢」や「幸せ」として目標にして
しまいがちです。でも本当の「夢」や「幸せ」って、“可能性”という未知の世界へ
手探りで何かを掴むような“挑戦”だと思うのです。

それを勘違いして僕は、孤軍奮闘、誰の手も借りずに一人で成し遂げる自分だけの
壮大なドラマのようなイメージを持ってストイックに希望に向かってガムシャラになって
いました…。
その結果、「お前の考え方はオカシイ」と言われるのはまだ関心を持ってくれている証拠、
それでなくまったく周囲の反応がない“無関心”の状態で、何をやってものれんに腕押し、
手ごたえや充実感のない虚無感ばかりが胸に広がりました。

僕は“孤独(社会に新しい価値を創造する)”で頑張っていたのではなく、“単独(社会とは
無関係な自慰行為)”にふけっていただけなのだとこの言葉に気付かされたのです。
そのとき僕は周りが理解してくれないと嘆きながら、決して理解してもらおうと努力しなかった。
だから、誰も僕のことを信用してくれる人はいなかったのです。

自分のやり方・考え方と、ただ単なるわがままの違いは「社会」という目に見えないものと
関わるか・関わらないかで決まります。それは個人的な夢であったとしても、芸術家のような
社会に対するメッセージでなければ、後で認められることはないのです。つまり、他の誰かが
いて初めて夢は語れるのです。その常識や世間体の中や外でなく“上”に成り立たせるもの。

夢とは、約束事を守れる人にのみ与えられる特権のようです。




参:
「学ぶべきことは“何でも知っている人間”になるより、
知らないことを誰もが喜んで教えてくれるような人間になること」
 (本田宗一郎)

「ものごとは努力によって解決しない」 (クリシュナムルチ)

「孤独とは、狭く閉ざされたものではなく、むしろ社会的広がりのある生き方だ」
  (岡本太郎)

『常識があるから「常識を破る」ことができる。常識がないと「常識外」だ。』  

Posted by ayanpa at 22:26Comments(4)TrackBack(1)人生のヒント