心に効く言葉

世の中に運が強い人・幸せな人がいます。
では、運とは・幸せとはいったいなんでしょう？
　
災いが一切無い状態を「運が強い」とするのでしょうか？
辛いことが起こらない人が「幸せな人」なのでしょうか？

私はそうは思いません。
確かに世の中は「辛い」ことだらけです。　
でも、その「辛い」ことを取り除くことはまず不可能です。
何故なら、もしその「辛い」ことからそのときは逃れたとしても、後から同じ問題がまたやってくるからです。

では、どうしたら「運が強い人・幸せな人」になれるのでしょう？
運が強い人・幸せな人は得てして悪いことが起こらない人のように思えますが、実は悪いことがあっても対処できるようにしている人なのです。

どんな運のいい人・幸せな人の上にも、運が悪いとされる・不幸とされる人と同様、雨も降れば台風や地震など自然災害に遭います。
でも、天気予報などで嵐が来るとわかっていれば、傘を持ったり、外出を控えたり、丈夫な家に住んだりして、それらから免れることができます。

ですから、「辛い」ことを取り除くことが幸せではなく、「辛い」ことに“何か”を足すことが「幸せ」になることではないでしょうか。
その“何か”とは、「災いや不幸を乗り越える気持ち」を持つ・準備することだと思います。

人生に雨がふるなら傘を持てばいいのです。心の傘を…。
「どんな困難があったとしても乗り越えてみせる」と覚悟できた人は実に自信のある顔つきをしていますし、人望もありますね。
私も言葉上では解っているつもりなのですが、なかなかできていません…。勇気を！