心に効く言葉

人は自信があるから行動するのではなく、自信を“得る”ために行動するのだ。

本当に自信に満ち溢れて生きている人なんているのでしょうか？
私は未だかつて自分に“自信”を感じたことは一度もありません。
自分は臆病で、易きに傾倒しやすいと認識しています。

ただ言えることは、どんな事態になろうともそれを受け入れる覚悟と、自分の誘惑に負けないという勇気だけは持てるように努力しようと思うことだけです。精一杯、充実して生きている…こう思えれば無理に強がらなくてもごまかさなくても人生が開けてくるのではないでしょうか？

社会的、肉体的に弱者であるということも、人が本当に生きるために必要な力とは関係がないのです。本当の強さとは、どんなひどい結果でもそれを受け入れ自信に変える“行動力”なのではないでしょうか？
意志の強さが成功を導いたのではなくて、うまくいく・いかないとかそんなことに拘らずやりたいようにやった結果が意志の強さや成功なだけではないでしょうか？

人は行動すれば、挫折や失敗の危険が常に伴います。　
しかし、行動しなくとも不満や不足という後悔が常に伴うのです。

“危険”と“後悔”…どちらを人は生きる意味を得るために選び望むのでしょうか？
才能があるから行動できるのではなく、失敗しても楽しむつもりでとにかくやってみようと決意する情熱だけです。

そしてその決断に自信を持つ必要などないのです。
自信は後から付いてくるからです。
“それ”を求めた瞬間に、目に映る対象ではなく、心に映る対象をみつめているのです。


参考：　”インシュアラー（神の恵みのままに）”　本宮ひろ志「サラリーマン金太郎」
　　　　　”Let it be　（なるがままに）”　ザ・ビートルズ