2005年11月11日

「悪くない物事」なんてひとつもない

「物事が悪くなる」ことなんて無いよ。「悪くない物事」なんてひとつもないんだから…

私達の生まれた状態はどんなものだったでしょうか?
人は裸で生まれ、そして死への道を歩きだします。
つまり、“私達には元々何も無かった”のです。
何もなかったのに、何故か“失う”ことを恐がってしまうのです。

一度得たものは手放したくないのが人の常です。
でも“諸行無常”、いつかは離れていってしまうのです。
元々無かったものが無くなっただけ…。
元々悪かった物事が、良くならなかっただけ…。

これはネガティブな現実逃避ではなく、現実をきちんと見つめるために必要な実存主義的なものの考え方だと思うのです。
現実に自分にとって不条理な結果だったとしても、それを受け入れる勇気があるかどうか?
何もない自分が真実であり、得られなかったものより、これから得るものに目を向ける姿勢が、一見ネガティブに見えるこの言葉に意味を見出すことになるのではないでしょうか?

人は失うことを恐れて、自らそれを捨ててしまう



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