2005年12月07日

男性にとって精神を安定させる地位や学歴や収入は、

男性にとって精神を安定させる地位や学歴や収入は、女性にはウケない

(BY 岩月謙司 「娘は男親のどこを見ているか 」)

女性は娘は、男性に父親に何を求めているのでしょう?
男性は一生懸命働いて社会的役割を果たし安定した生活をさせることが愛情であり、社会の中に居場所を確保させることが重要だと考えます。

でも、本当の意味で女性が男性に求めているもの…それは智恵と勇気だというのです。
いざ!というときに命に代えても守ってくれる騎士(ナイト)を求めているのです。
深い愛情で守られている…という感覚なしに男性を尊敬することはないそうです。

それが娘にとっては最初の恋愛相手である男親が、男性の代表者としての使命を担っているようなのです。 それが今後基準となり男親と似たタイプを無意識に選択するようになる…とても恐ろしい話です。

でも、男性にとってどこかに居場所を作って働くという以外に選択肢がないように思えます。
社会に出て働かなくても良いという選択は男性にとって“落ちこぼれ”であると評価されてしまうからです。社会に認められることは、自我の安定に欠かせない要素なのです。
たとえそれが実体のないただの学歴や肩書きであっても。
勉強やスポーツができたら女性も男性もカッコ良いのに、できなかったら男性だけがカッコ悪いと言われてしまいます。

そのために、男性は女性に尊敬されたくて、学歴や地位や給料のために頑張り続ける…。
でも実際、生活を共にする女性にとって必要なものは違うベクトル上にあります。
それを理解しないと、ミツバチのように給料を運んでくるだけの道具のようにしか見られずますます尊敬されなくなってしまうようです。

男性は社会で闘い疲れた心を女性に労わってもらいたいと願います。
子宮の中にすっぽりと包み込まれたような安心感。

しかし、会社や上司の愚痴や不満などを漏らし、家の中では絶対権力者で「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」と言う。 尊敬されたい気持ちが、“やってあげている”という優位に立とうとする態度になってしまうと、そこに威厳も尊敬も愛情もなくなります。
“亭主関白”というのは、威張るだけのことではなくて、責任感と甲斐性と不器用な愛情によるものだと思うのです。 

男性が拘ってきた学歴や地位や収入は、元を正せば小さい頃から持っていた“夢”が変化したものだと思うのです。
男性はピーターパン症候群(子供心)、女性はシンデレラ症候群(白馬の王子)で、互いにそれを満足させてくれることを望みます。

頑張る姿を見せる…そこに誇りや楽しさを見出さない限り女性からは認めてもらえないようです。
男性の望む「出世」や「肩書き」は、一緒に暮らす女性にとっては、精神安定剤にはならないということをまず認識しないといけないようです。


二伸: 幼少・少女期の娘と父親の関係は、息子と母親との関係以上で、肉体関係がないだけの“恋人”のようなものだそうです。 本来なら、娘と父親はどこまで行っても娘と父親の関係で、大人になっても一緒にお風呂に入れるくらいが理想だそうです。

娘を“女”として扱った瞬間に父親の資格を剥奪され、拒否され、歪んだ恋愛感を持つようになるそうなので娘を持つお父さん、娘がもし“女”をアピールしてきてもちゃんと“娘”として扱っていきましょう!

【参考書籍】
岩月謙司著 「娘は男親のどこを見ているか



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