2006年02月16日

人間は、歩いた分だけ視野が広がる  

(BY 「起業バカ」 渡辺仁)

山を登っていると、だんだん高度が上がり空気が薄くなってきます。
それでも登っていくと、体力も限界に近づき、目先の対象物しか見えなくなっていきます。
それを山に登らず遠くから見ている人は、どこで登っている人が行き止まりになるか、失敗するかを推測したり、話のネタにしてからかったりします。
そして予想通り行き止まりにぶつかると、「それみたことか!」と囃し立て、また本人も「やっぱりダメだ…」と諦めてしまうのが殆どです。

知力体力の限界、でもそこに、「やってやる!」という“意志”を持った人だけが、遠くからではわからない抜け道やロープなどを見つけ出し、あれこれ試行錯誤しながら登り続けることによってついには頂上に到達するというのです。その成功確率は「千三つ」つまり0.3%だそうです。失敗率は99.7%ということになります。

しかし、もし成功したとしたら、そこから眺める視界は絶景とも言える大パノラマ、登らず下から山を仰いでいるだけの人には絶対に見る事ができない世界があるというのです。
山全体を見ていることで視野が広いと、勘違いしてしまっていることが往々としてあります。
だから、わざわざ山を登る必要もないし、失敗したら格好悪いと思うのです。

確かに山を登りきる(何かを達成する)ためには、様々な苦労や障害、そして犠牲を払うことになります。
そして山を登ろうとしたほとんどの人は、成功だけを夢見るだけで、失敗した時の心構えが出来ていないので、自分の思うようにちょっとでもいかなかっただけで挫折し、打ちのめされるのだそうです。
その原因は、何の理想もないのに「ちょっとやってみよう」「自分ならたぶんやれる」などと、最初の気持ちがうわついているからです。

投資してみよう、起業してみよう、結婚してみよう…などと、それ自体がゴールだと勘違いしていると、とんでもない目に遭います。
どんな行動や発想にも、その責任と義務、そして“リスク”が生じます。
そのリスクに立ち向かう“意志”があって、失敗してもそれを受け入れ、自分の糧として再チャレンジする人だけが“視界”を広げることができるようです。


参: 勝つということは負けを恐れないということだ
計画は綿密に、行動は大胆に
着眼大局、着手小局
夢をずっと忘れなかった者だけが成功する。
行こうか行くまいか、迷ったら行くな!


【参考書籍】: 起業バカ



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