2006年03月03日

人は誰でも心の中に“ばるぼら”を持っている。

(BY 手塚治虫「ばるぼら」)

「ばるぼら」 
{非常識で奇異的な言行ばかり繰り返す女「ばるぼら」。
小説家の主人公はそんなばるぼらを嫌悪するが何故か離せない。
後にばるぼらの存在が主人公の才能を開花させるのだが、ばるぼらに惹かれた主人公は破滅の道を辿ることに…。}

私は「ばるぼら」を“狂気”と訳してします。
「ばるぼら」はミューズ(女神)とも魔女ともなって、不思議な事を次々と起こします。
しかし、その扱いを間違えると、残酷で破滅的な状態になってしまうのです。

“狂気”は、お酒と同様、呑む分には薬となりますが、呑まれると毒になります。
人が大きな夢を達成しようとしたとき、どうやっても常識の範囲内では不可能な場合があります。
でも、その常識の壁を打ち破ってくれるのが「ばるぼら」なのではないでしょうか?

「やあやあどうも」と頭を下げ合って、常識範囲でいては何事も成さない。
だから、“人とは違う何かをやってみたい”時、“非常識”…「ばるぼら」を引き出してこなければならないのではないかと思います。

「ばるぼら」を正しく使えば、芸能や自己の開花に役立ち、
間違って使うと、犯罪や自己崩壊になってしまいます。
私達はそんな「ばるぼら」を常に持っていて、その非常識さに嫌悪し否定したくなります。
それでも、それを切り離すことができない…なぜなら、それもまた“自分”だからです。

自分の中の“怪物”を、女神にするのも悪魔にするのも、その人次第なのです。
自分の抑えきれない衝動にかられた時、私は「ばるぼら」を常識と言う名の“村”の中に、どう活かすべきか・適応させていくかを考えていきたいと思います。





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