2006年06月01日

失敗を恐れるよりも、生活に“くふう”のないことを恐れる

(BY 松下幸之助)

日々の生活や日々の仕事があたりまえすぎて面白くない。
充実して生きると考えていても、普段のマンネリを解消する楽しい出来事はなかなかやってはきません。やる気もないのに趣味ごとにはしってみたり、非現実の世界に入ったり、ひとときの楽しさにおもいきり身をゆだねても、余計にさみしくて惨めな気分にさらされるときがあります。
その原因は、日常を楽しいものではないと思い込む心にあります。

普段味わうことのできない非日常が本来の自分の姿であり、日常は生活を維持するためだけの
“作業”であると考えてしまうと、充実した人生にはなりません。何故なら、そこには「失敗のリスクは背負いたくない、面倒なことを考えたくない」という逃げの気持ちが入ってしまっているからです。
苦労は少なく、幸せは多くという考え方が、普段の生活をつまらなくさせ、失敗はなくても、成功もない人生に、自ら追い詰めていることに気付かなくなってしまうのです。

大切なこととは、とにかく考え、くふうし、やってみること。
そしてもし、失敗しても、またやりなおしてみる。
それでもだめなら、またくふうしてやり直す。

失敗?成功?それがいったい何の意味を人生にもたらすのか?
私達が本当に求めているものは、今の失敗でも成功でもない、どのように自分が生き死ぬのか、
ただ未来を知りたいだけなのです。

だから、“ラク”に生きたいという願望が人を苦しくさせるのです。
日常に、「つまらないなぁ」と思った時、実は自分自身がつまらなくなっているのです。
ならば、失敗だろうが、成功だろうが、その今の自分の状態“そのもの”を楽しんでしまおうとしてしまえば、おのずと楽しむための“くふう”が出てくるのではないでしょうか?



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