2005年11月08日

無条件に生きれば、何かが見つかる 

(BY 岡本太郎「自分の中に毒を持て」)

何をすればいいか、それがわからない。
誰もが“何か”をしなきゃいけないと思っている。 
ところがその“何か”がいったい何なのか、
よく考えてみるとてんでわからない。

誰かに相談したって仕方がない。頑張れと言われるだけだ。
頑張らなくてはいけないことは誰に言われなくても分っているし、
実際頑張っているつもりだ。

でも、本当に何に対して頑張ればいいのかわからないから困っているんだ。
…それを解決するためには、ちょっとでも惹かれそうなことに情熱を感じることだ。

そしてきっと何を試みても、うまくいかないだろう。
でも、失敗したらなお面白いと逆に思って平気でやってみればいい。 
自分がだめな人間なんだとかそう思うなら、自分でだめだろうと思うことをやってみること。

見つかっても見つからなくてもいい、必ず見つけようとガンバル必要もない…
そう思うと不思議と目の前に何かが浮き上がってくるに違いない。 
死ぬのもよし、生きるのもよし、ただしその瞬間にベストをつくすことだ。
 

「~だからだめだ。」「きっと~にしかならない」「でも」「たら」「れば」とあれこれ理由を付けては、自分の行動に制限を知らず知らずのうちにつけていませんでしょうか?
精神的に参っていると、それを考えることすらしようとしなくなります。

可能性や希望は、まったくの無理解や絶望の中にこそ存在します。
だから、遊び心や好奇心といった“無防備な生命”がオギャーと生まれた瞬間に物事が始まるのです。

赤ちゃんがあれこれ理由をつけて生まれることをボイコットしないのと同様、
泣きべそをかきながら立てないと思う前に立とうとして何度でも尻餅をつくのと同様、
人の未来に見た目の格好よさや制限を付ける理由はないのです。 
ただ、それをしているのは自分自身だけなのです。

人は無条件で生まれ無条件で死んでいく。
理屈を付けたのは本人だけです。
天地のあらゆる現象、運を受け入れ自分の不幸の理由にしないことが大切なのです。

自分自身に「どうせ~だから」などと勝手な条件など付けずにやってみて、失敗してもなお楽しい…そんな気持ちが大きなチャンスをもたらすようです。



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この記事へのコメント
以前は「たら」「れば」のオンパレードだった気がします。
必要以上に自分を卑下してすごい劣等感でした。

でも最近少しずつ頑張れるようになってきました^^
そんな自分がとっても嬉しくて
そう思わせてくださる私のまわりの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです^^

あやんぱさんにも感謝しますー!!
Posted by emi at 2005年11月08日 22:28
こんばんはemiさん!
私も「たら」「れば」で前に進めない時が頻繁にあります。
それを抜け出るためには「よし、やろう!」と決意することなんですよね。
例えば朝、眠くてもうちょっと…と言うときに、「よし、起きよう!」と決意して起きれた時は何かしら爽快感があるのです。
きっと、何にしても「よし、やろう!」と思えるかどうかなんですよね。
emiさんもきっと「よし、やろう!」とご自分で決意したからこそできると思うんですよ。
私はそんなemiさんの決意をいつも応援しています。
こちらこそemiさんのコメントに勇気付けられて、恥ずかしながらこう”自分の内なるもの”を表現していくことができるのですよ。
とても感謝しています!
Posted by ayanpa at 2005年11月08日 23:24
はじめまして。
最近、岡本太郎氏が気になりだして、本当につい数日前から『自分の中に毒を持て』を読み始めたところでした。 NHKの「知るを楽しむ」でも岡本太郎氏が取り上げられ、そして何気なく開いたayanpaさんのブログでもこの本の一節を見つけて、あまりの偶然の連続に驚いています。
今までも時々「心に効く言葉」を読ませていただいてましたが、本当に心に響く言葉をたくさんありがとうございます!これからも期待しています。(^^)
Posted by あまみ at 2005年11月10日 20:10
はじめましてあまみさん。
本当に奇遇ですねえ!私も先月くらいに買って読んだところなのですよ。
一緒に岡本敏子さんの本も買いました。
NHKの番組残念ながら見逃してしまいました…、でも、15日に再放送があるそうなので、早速録画予約しておきました(笑)
私も学生時代に一人で吹田公園に行き一日中「太陽の塔」を眺めていたときがあります。
人類の調和と進歩に対するアンチテーゼ…まったくの無意味な虚像…それが意味を持ち続けいつも私に疑問をなげかけています。
私の言葉はいつも自分自身に投げかけている場合が多く、独り言のように感じられるかもしれません。
観てもらうという行為よりも、ただ、それが人の見えるところにあるかどうかだけで、書くということ自体に意味があって、書かずにはいられない…何かを表現しないではいられない自分がいるのです。
でも、共感して頂いているということは正直嬉しいです。
この偶然も必然のものかもしれませんね…、何かしら宗教の勧誘みたいに思われるといけませんので、精神論的なコメントはこれくらいにさせていただきます(笑)
これからもよろしくお願いいたします!
Posted by ayanpa at 2005年11月10日 23:31
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