心に効く言葉

私達は通常“運”というものに左右され幸せや不幸になっていると感じます。
そして感情の浮き沈みも“運”が影響しているものと感じているはずです。

しかし、実際は、“感情”こそが“運”を左右している場合が多いのです。
例えば、何かに失敗したとき、「ああ、あのときああしておけばよかった」と反省するでしょうか？
「運が悪かったんだからしょうがない」と思うでしょうか？
もし、同じ状況があったら、また同じ失敗を繰り返すと思うでしょうか？

大抵の場合、「次は失敗しないように気を付けよう」と考えるはずです。
つまり、気を配っていれば解決できていたかも知れない問題は、運のせいではなく、感情のせいであるということなのです。

「たまたま運が悪くて失敗したけれど、運が良ければ失敗しなかった」と言う人もいると思いますが、それは一度失敗しているから言えることなのであって、感情が乱れていると、“運が良くても失敗する”のです。

サーフィンを思い浮かべて頂きたいのですが、波のうねりを“運”だとするならば、私達の“感情”はサーフボードです。そしてそれをコントロールするのが自分自身です。
波も、サーフボードも中々自分の思い通りになりません。でも、もし、サーフボードを自在に操ることができたとしたら、波が良かろうが悪かろうが上手に乗ることができるはずです。
それは、感情をコントロールできれば、“どんな運だろうとも乗りこなすことができる”ということなのです。

運の良い悪いを気にすることよりも、まず自分の気まぐれな感情をコントロールすることの方がより重要なようです。