2006年06月04日
若い時代の失敗は、将来の収穫を約束する種である
(BY 本田宗一郎)
人間の体力は、およそ20分の1馬力だそうです。 ラジコン・カー並みですね。
しかもその馬力は、一定の休養をとり、一定の娯楽を与えなければ満足に出てきません。
これが機械であったなら、たちまちスクラップになってしまうでしょう。
言われることを言われるままに行うだけならば、機械の方が人間の何十倍も役立つのです。
人間の労働力の必要性とは、そこに“アイデアが生まれる”ということです。
しかし、人が創意工夫に生きようとすると、たちまち失敗・挫折の恐怖が頭をよぎることになります。
失敗が恐い…それはごくごく正常な気持ちです。
だから人は臆病なほどよく考え、作戦を練りに練るのです。
それでも、失敗せずうまくいくその可能性は1000分の3です。
何かをやろうとした場合、当然のことながら、失敗の方が多いのです。
コンクリートの上に種を蒔いたり、種を揉んで壊してしまったり、せっかく苗の状態になっても、
沖縄に青森のりんごの苗木を植えるかのように見当違いの場合もあるでしょう。
決まったことをただもくもくと機械的にこなすことが安全であり、労働の美徳であり、もしちょっとでも違うことをしてしまえば、役立たずとみなされてしまう社会のシステムがあります。
だから、“挑戦”をする意欲、壁を抜けようとする意識がなくなるのも当然です。
しかし、人や時代を見抜く“カン”というものは、人生を苦しんで渡ってきた人間でないと働かないようなのです。
孤独で、惨めで、自分が情けなくて、夜も眠れず劣等感に包まれ、夜が明けるのも恐い…。
成功を夢みて、それでも失敗をくり返し、自分の長所や短所がだんだんわかってくると、自分にないものを人や時代に求めるようになるようです。
そうして初めて、パートナーやアイデアは、自分を補うかのように、苦しんだ分だけ目の前に現れます。それが“将来の収穫“として人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか?
戦後のコウモリ傘の需要を見込んで、たくさんの労働力が投入された結果、供給過剰となり、次々と倒産、リストラが相次ぎました。その苦境の最中に、ある人のアイデアで、再び需要が再び上がり飛ぶように売れたのです。そのアイデアとは、“折りたたみ式の傘”でした。
このように、一人から生まれたアイデアが活かされた時、数千の労働力や数億の投資よりも大きな成果をあげることが実際あるのです。そして、そのアイデアは、苦境に立たされた状況でなければ、決して生まれてくるものではなかったでしょう。
これは、機械には決してできない芸当です。 それが人間であることの価値なのです。
私達は失敗という“種”をしかるべきところに蒔くことで、将来を収穫することができるようです。
参: 夢とは、99%の失敗に支えられた1%の成功
発明とは、99%の汗と1%の直感 エジソン
人間は、歩いた分だけ視野が広がる
人間の体力は、およそ20分の1馬力だそうです。 ラジコン・カー並みですね。
しかもその馬力は、一定の休養をとり、一定の娯楽を与えなければ満足に出てきません。
これが機械であったなら、たちまちスクラップになってしまうでしょう。
言われることを言われるままに行うだけならば、機械の方が人間の何十倍も役立つのです。
人間の労働力の必要性とは、そこに“アイデアが生まれる”ということです。
しかし、人が創意工夫に生きようとすると、たちまち失敗・挫折の恐怖が頭をよぎることになります。
失敗が恐い…それはごくごく正常な気持ちです。
だから人は臆病なほどよく考え、作戦を練りに練るのです。
それでも、失敗せずうまくいくその可能性は1000分の3です。
何かをやろうとした場合、当然のことながら、失敗の方が多いのです。
コンクリートの上に種を蒔いたり、種を揉んで壊してしまったり、せっかく苗の状態になっても、
沖縄に青森のりんごの苗木を植えるかのように見当違いの場合もあるでしょう。
決まったことをただもくもくと機械的にこなすことが安全であり、労働の美徳であり、もしちょっとでも違うことをしてしまえば、役立たずとみなされてしまう社会のシステムがあります。
だから、“挑戦”をする意欲、壁を抜けようとする意識がなくなるのも当然です。
しかし、人や時代を見抜く“カン”というものは、人生を苦しんで渡ってきた人間でないと働かないようなのです。
孤独で、惨めで、自分が情けなくて、夜も眠れず劣等感に包まれ、夜が明けるのも恐い…。
成功を夢みて、それでも失敗をくり返し、自分の長所や短所がだんだんわかってくると、自分にないものを人や時代に求めるようになるようです。
そうして初めて、パートナーやアイデアは、自分を補うかのように、苦しんだ分だけ目の前に現れます。それが“将来の収穫“として人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか?
戦後のコウモリ傘の需要を見込んで、たくさんの労働力が投入された結果、供給過剰となり、次々と倒産、リストラが相次ぎました。その苦境の最中に、ある人のアイデアで、再び需要が再び上がり飛ぶように売れたのです。そのアイデアとは、“折りたたみ式の傘”でした。
このように、一人から生まれたアイデアが活かされた時、数千の労働力や数億の投資よりも大きな成果をあげることが実際あるのです。そして、そのアイデアは、苦境に立たされた状況でなければ、決して生まれてくるものではなかったでしょう。
これは、機械には決してできない芸当です。 それが人間であることの価値なのです。
私達は失敗という“種”をしかるべきところに蒔くことで、将来を収穫することができるようです。
参: 夢とは、99%の失敗に支えられた1%の成功
発明とは、99%の汗と1%の直感 エジソン
人間は、歩いた分だけ視野が広がる
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Posted by ayanpa at 01:30│Comments(2)
│成功に関する言葉
この記事へのコメント
ayanpaさん、こんにちは!
はじめまして、ではないのですよ・・
去年、雑誌で長女ちゃんとツーショットの写真を見て(ayanさんのサイト情報)デザインうんちくの掲示板に投稿したことがあります。
私はうつ病と診断されてから二年半になります。
最近は薬も効いて、家族にも「良くなったね!」と言われます。
自分でも自覚していて、あと一息な気がします。
ayanpaさんの言葉にはいつも励まされています。
・・私の背中を押してください。
ayanpaさんの言葉には、チカラがあります。
はじめまして、ではないのですよ・・
去年、雑誌で長女ちゃんとツーショットの写真を見て(ayanさんのサイト情報)デザインうんちくの掲示板に投稿したことがあります。
私はうつ病と診断されてから二年半になります。
最近は薬も効いて、家族にも「良くなったね!」と言われます。
自分でも自覚していて、あと一息な気がします。
ayanpaさんの言葉にはいつも励まされています。
・・私の背中を押してください。
ayanpaさんの言葉には、チカラがあります。
Posted by at 2006年06月08日 10:15
お久しぶりです!「おは奥」ですよね?
覚えてますよ、恥ずかしい!!(…ってお名前まで思い出せませんが…すみません…。)
>私の背中を押してください。
OKです。バンジーのジャンプ台に立っていただければいつでも”突き落とします!”(すみません、私は気の利いたことを言うセンスがないのです…)
大丈夫ですよ、傷つきやすいということは、それだけ感受性が高く敏感な”心”を持っているということです。
そのため、絶望も多い分、感動も多いはずです。
無感情になれば、絶望しなくなりますが、感動もなくなります。
真面目で純粋であればあるほど傷ついてしまうのです。
だから、人は傷ついていいんです。
大切なことは、「”恐れ”を恐れない」ことです。
恐い…でも…と思ったら、恐がらず「エイヤッ!」と、もう一歩だけ前に心を進めてみてください。
すると、何の変哲もない風景や人が、突然に深い意味や美しさ(絶対性)を持って見えてくる時があるはずです。
普段感じることができないもう1つの意識層…、暗号化された詩のような感覚…。
言葉では言い表せませんが、何かしらの開放感が包んでくれるはずですよ。
色々な意識や感情の流れに逆らわず、そのまま身をまかせればいいんですよ。
「人生はいつでも行き詰っている。 行き詰っているからこそ、ひらける」 岡本太郎
>ayanpaさんの言葉には、チカラがあります。
”ことば”をありがとう、私は今まさに、あなたの言葉で背中を押してもらいました。
本当にありがとう。
覚えてますよ、恥ずかしい!!(…ってお名前まで思い出せませんが…すみません…。)
>私の背中を押してください。
OKです。バンジーのジャンプ台に立っていただければいつでも”突き落とします!”(すみません、私は気の利いたことを言うセンスがないのです…)
大丈夫ですよ、傷つきやすいということは、それだけ感受性が高く敏感な”心”を持っているということです。
そのため、絶望も多い分、感動も多いはずです。
無感情になれば、絶望しなくなりますが、感動もなくなります。
真面目で純粋であればあるほど傷ついてしまうのです。
だから、人は傷ついていいんです。
大切なことは、「”恐れ”を恐れない」ことです。
恐い…でも…と思ったら、恐がらず「エイヤッ!」と、もう一歩だけ前に心を進めてみてください。
すると、何の変哲もない風景や人が、突然に深い意味や美しさ(絶対性)を持って見えてくる時があるはずです。
普段感じることができないもう1つの意識層…、暗号化された詩のような感覚…。
言葉では言い表せませんが、何かしらの開放感が包んでくれるはずですよ。
色々な意識や感情の流れに逆らわず、そのまま身をまかせればいいんですよ。
「人生はいつでも行き詰っている。 行き詰っているからこそ、ひらける」 岡本太郎
>ayanpaさんの言葉には、チカラがあります。
”ことば”をありがとう、私は今まさに、あなたの言葉で背中を押してもらいました。
本当にありがとう。
Posted by ayanpa at 2006年06月08日 22:39
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