2006年02月21日

男と女の間には一本の深い川が流れている

(BY 瀬戸内寂聴)

天空に広がる天の川。一年に一度だけ出会うことの許される牽牛と織姫の伝説は有名ですが、実は私達の日常でも同じようなものなのだそうです。
いつでも、男女は一体になりたいと望んでいます。
でも、そのたびに深く傷付き後悔してしまうことも多いのです。

何故なら、近づこうとその川に入れば“溺れてしまう”からだそうです。
常に相手の手の届きそうで届かないところで対峙し、そこから声をかけてあげる感覚。
自分がこの人をなんとかしなくては!と身を乗り出すと、感情の流れに呑みこまれて、自己という人格は溺れてしまうのです。

だから、周りが何を言っても聞こえないし、誰も助けることができない。
それでも本人は溺れることを楽しんでしまっているから、世の中は不思議なものです。
寂聴さんは、「どうしようもない男が好きなんだから、しょうがないのよ、傷つくことは。」と語っています。

恋に形はありません。ですから、どんな恋がいいか具体的に提示するつもりもありませんし、否定するつもりもありません。ただ、その一本の川の存在を知らず、溺れてから後悔がないように、その危険性を認識する必要があるのだと思います。

参: 「人は痛みから解放される喜びを得るため、自らを傷めつける」
「恋はいつでも片想いなんだよ」




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