2006年09月14日

行き詰まっているからこそ、ひらける。

「芸術(人生)はいつでも行き詰まっている。
 行き詰まっているからこそ、ひらける。」


BY  岡本太郎 『壁を破る言葉』
『焦るな!
人のために美しいものを創るというよりも、
生命のしるしを、自分に確かめる。

すらすらといくらでも溢れ出てきて、無限につくれるような気がするときもある。
壁に閉じ込められて、二進も三進もいかない、悩めば悩むほどいきづまってしまう、絶望の季節もある。
そういうとき、どうするか。
焦らない。
自分と向き合うチャンスだ、と思ってじっくり腰をすえて、自分は本当に何がしたいか見極めることだね。』

何故、生きるのか? 
生きなければ、この世もあの世もあまりに退屈だから生きる。
生きたいから、生きている。それだけです。
死にたいと思っている人も、本当は生きたいと思っているから今生きている。
本当に死にたいと思っていたとしたら、もうすでに死んでいるはず。

カタチにならないけど、社会に対して、誰かに対してぶつけたいメッセージがある。
だから人には色々な表現のスタイルが用意されているのです。
それは格好悪くても、不器用でも、誰かに評価されなくてもいいのです。



『才能なんてどうでもいい、なんでもいいからまずやってみる。
それだけなんだよ。』

ただ、絶対に自惚れたり、また恥じたりしてはいけません。
五味五感、うま味、霊感に至る全ての感覚を駆使し、自分を、命のしるしを確かめていく。
そして自分の内在するエネルギーをどんどん圧縮させ、爆発させる。
全身全霊が宇宙に広がって行くような、パーっとした開放感。
自分だ自分だとけっして固執せず、自分をパンパン世の中に弾いていけばいいのです。

何の為に? 
為ではありません。 やりたいからやるという気持ちだけでいいのです。何故なら、“なんの為”などという理屈は結果を理解するためにあるのであって、結果を生み出すものではないからです。
だから、学者さんほど世の中を知らなくなるのです。
そのため悲劇的なほどに、思想と行動、理想と現実は対立します。 
しかし、それに対決するから人生はふくらんでくるのです。
「こうでなければならない」とか、「~でないからダメだ」とか、固定した自己はないはずなのに勝手に条件をつけて自分を狭く捉えてしまう…、自分を押さえ込んでいる“壁”とは、実は自分自身なのです。しかし、よく考えてみれば、その“壁”があるからこそ行き詰まり、私達は努力し突き破ろうとしているのではないでしょうか?


『もっともっと悪条件のなかで闘ってみることだね。
絶望の中に生きることこそが、おもしろい。
そう思って生きる以外にない、それがほんとうの生きがいなんだ。』

大切なこととは、閉じた自分の状態になればなるほど、いつでも開けると考えることです。
未来に待ち受けている“運命”は、実は“もうひとりの自分”なのです。
だから、あるがままの自分をあるがままに出していく姿に美しさや強さが見えるのです。

ありのままの自分を見つめるのが恐いから、センスや教養・地位・財があるという盾を構え、いつもびくびくしていなくてはならないのです。逆境や閉塞感、孤独感などに追い詰められたとき、ありのままの自分を見つめることができるということは、“強い”ということなのです。辛いですが、それが一番面白い。そこに、恐いくらいのエネルギー(やる気)をみなぎらせたとき、それはそのまま無条件に生きる力となり、爆発し、その瞬間から見える世界は色、形を変えていくようです。


【参考書籍】
岡本太郎 『壁を破る言葉』

壁を破る言葉



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この記事へのコメント
勉強になります。
ありがとうございます。
Posted by あくあまりん at 2006年09月17日 11:18
こちらこそ、コメントありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
Posted by ayanpa at 2006年09月18日 19:17
名言大好きです!
お気に入りに登録させてください!
Posted by fuku at 2006年09月19日 16:44
>fukuさんへ

ありがとうございます。
僕が拾う名言はいわゆる偉人と呼ばれる人のものばかりではないので、ん?と思われるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
Posted by ayanpa at 2006年09月20日 18:18
>fukuさんへ

ありがとうございます。
僕が拾う名言はいわゆる偉人と呼ばれる人のものばかりではないので、ん?と思われるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
Posted by ayanpa at 2006年09月20日 20:57
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