2006年03月23日

男と女は違うんだよ、だから一体なんだ。

(BY 岡本太郎)

“男女”とは書きますが、“女男”とはまず書きません。
つまり、いつも女性は男性の後ろ側に、下に存在していないとバランスが崩れてしまうのです。
何故なら、男性は女性に支えてもらわないと生きていけないからです。
女性に負われなければならない、支えさせねばならない、そうして初めて闘うことが出来る男性の宿命。

男性は闘う、女性は耐えなければならない、お互いに辛い。
男性が女性の痛切な想いを解っていてくれさえすれば女性は耐えることができると思います。
そして、女性が痛切な刃を持って構え、男性が一歩でも後ろに下がれば容赦なく突き殺す覚悟でいると、男性は引き下がることを許されず、前に立ち向かうしかない。

「支」とは竹や木の枝を手に持ち、何かを突付いている形です。
つまり、それが女性に“支えてもらう”ということだと思います。
そうでないと男性は守るものがなく、責任感がなくなり、闘うことから逃げてしまうのです。
もし、男性が女性に“癒し”の対象としてしか見ていないと、ただの道具になってしまいます。
また、闘わない男性が増えたということは、女性がその代わりをしなくてはならなくなったということです。

そして生態系のバランスからあらゆる価値観まで“退化”していっていくような気がするのです。
そんな男女の位置関係を無視し、形だけの男女平等と謳っても、いつまでたっても不平不満は増すばかりで、責任のない権利ばかりを主張しあう関係にしかならないのです。

だからといって、デートで男性が女性のハンドバックを持ってあげるような、“苦労を分かち合う”なんて不自然な愛情は全て裏側にひっくり返ってしまいます。
傷を舐め合う関係では、その時は癒されたとしても、すぐまた傷付いてしまうのです。

私の思う男女平等とは、男性は理解し、女性は受け入れること。
その上でお互いに経済力を持ち自立することが“平等”なのではないでしょうか?
苦しむのはいつも女性、でも男性にそれを分け与えることはできないのです。

大切なことは、
男性は女性に背負わせる価値のある人生を送り、その女性の苦しみを理解すること、
女性は男性に愛される価値のある人生を送り、その苦しみを受け入れること。
そして男性は甘えず闘い守り、女性は男性が下がれば刺しちがえる覚悟で支える…。
それではじめて“一体”となれるのではないでしょうか?

女性が男性に逃げ場を作ってあげると、ロクなことはありません。
だから、私がもし逃げ出したら、妻に慰めでなく、容赦なく刃をつきつけてもらいたい。
そう思うから、前に出るしかないと覚悟できるような気がします。





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この記事へのコメント
>女性が男性に逃げ場を作ってあげると、ロクなことはありません。

これ 痛いです。。。

つい、せめてワタシだけでもあなたの弱みを受け入れてあげよう・・と思ってしまいます。

刃を持たなくてはいけないんですね・・・
Posted by saba at 2007年11月24日 23:17
こんにちはsabaさん。
正直を言えば、sabaさんのおっしゃることを男性は(僕も含めて)求めています。
母親のような、絶対的な愛情…それは「忍」という一文字に秘密が隠されているのかもしれませんね。
男は大きな子供です、甘ったれでわがままで意地っ張りで…そんな男をそれでも女性は愛してくれる、僕は妻に謝りっぱなしですね。
Posted by ayanpa at 2007年11月28日 19:55
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